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【新さっぽろ駅 周辺再開発】医療ツーリズム 拠点へ

先日、北海道新聞や北海道建設新聞等の地元メディアで、検討が進められていた新さっぽろ駅周辺の再開発について、報道がありました。

報道によると、公募提案型売却で募っていた新さっぽろ駅周辺地区G・I街区での再開発事業について、大和ハウスグループ、ドーコン、大成建設、北大でつくるコンソーシアムが、複数の医療機関を誘致し、長期滞在の旅行者に高度な健康診断などを提供する「医療ツーリズム」の拠点をつくる、という構想で再開発を行うそうです。

「医療ツーリズム」の拠点となるI街区は、病気発症前に予防的治療を行う先制医療や、再生医療などに取り組む北大を軸に4つの医療施設を計画しています。

うち3施設は新さっぽろ地区にある新さっぽろ脳神経外科病院、新さっぽろ整形外科病院、記念塔病院で、残る1施設は、東証1部上場のファーマライズホールディングス(本社・東京)関連会社で調剤薬局や医療モールを運営する北海道ファーマライズ(同・苫小牧)が名乗りを上げており、北大も同社などと連携するとみられています。

I街区ではほかに大和ハウス系のホテルや商業施設、高層分譲住宅を配置し、これらを空中歩廊で結ぶ計画で、商業施設は駅西側のイオンと差別化した店舗構成とし、集客の相乗効果を期待しているようです。

また、文化・教育機能を掲げるG街区には道内の私立大など教育機関を誘致する方向で調整している模様です。

新さっぽろ駅周辺ではJR新札幌駅と地下鉄駅に直結する新さっぽろアークシティが大規模改装を進め、サンピアザやデュオ、イオン新さっぽろ店、カテプリが2016年11~12月にリニューアルオープンしたばかりです。

以前より「札幌副都心」として位置づけられていた新さっぽろ駅周辺ですが、なかなか再開発が進まず、札幌市の中でも厚別区は人口減・高齢化が進み始めた地区となってしまいました。

今後、これらの再開発事業が実行に移されれば、新設大学を軸とした若者の人口増が期待され、かつ「医療ツーリズム」を起爆剤とした海外からの旅行客の集客も見込まれることから、賃貸住宅市場においても見過ごせない地区となることが予想されますので今後が楽しみです。